入院
救急車に乗った翌朝、ザイゴウの熱は40度を超えた。かかりつけの小児科に行き、事の次第を話すと、いつも笑って「大丈夫、大丈夫」と言ってくれる先生が、真剣な表情になって、「近くの総合病院に紹介状を書くから、すぐに行って」と言われた。二回目のひきつけもこわいし、点滴で徹底的に治療した方が良いだろうということだった。
入院?!思いもよらない話だったが、ふぅふぅ苦しそうに息をしているわが子を早くなんとかしてやりたくて、私は紹介状を持って、直接タクシーで総合病院へ向かった。そして、主人に電話して、入院に必要なものを持ってきてもらうように頼んだ。
総合病院の小児科のベッドを借り、ザイゴウをねかせ、再び熱を測ると、40.4度だった。こんな高くなっちゃって、大丈夫なんだろうか?上半身に広がった発疹は一つ一つが大きく腫れて、かゆいのか、痛いのか、服の上からかきむしろうとする。それを必死で止めながら、順番を待った。他の外来患者同様、順番を待たなければならないのだ。
すごく、いらいらしていた。順番が来ないのにも、ここまで酷くしてしまった自分に対しても。彼は100%私たち親に依存して生きているのだ。
先生が来て、入院し、点滴を打つ旨が説明され、点滴の針を入れる処置をするので、待合室で待っているよう支持があった。しかし、30分たっても一向に呼ばれない。ザイゴウの悲鳴に似た泣き声が聞えるだけ。まだかなあ、まだかなあ。どうやら、点滴の針がはいらないらしい。(つづく)
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